皆さんこんにちは
株式会社荒木製作所の更新担当の中西です
~“無骨さ”が価値になった瞬間~
アイアンオーダーメイド家具のニーズが大きく跳ねた時期があります。それが、インダストリアル(工業系)テイストの流行と、DIY文化の広がりです️✨
「工場っぽい」「無骨」「素材感」「古材と黒の組み合わせ」――こうした要素が“かっこいい”として支持され、鉄の存在感が一気にインテリアの中心へ近づきました。
目次
以前は、生活感のある家具=木の温かみ、柔らかさが主流でした。そこに対して、
鉄の冷たさ
マットな黒
溶接痕の表情
直線のフレーム
が「男前」「ヴィンテージ」「かっこいい」と評価されるようになります✨
アイアン家具のニーズは、機能目的から“質感目的”へさらにシフトします。
「この線の細さが欲しい」「この鉄の表情が好き」
そんな“好みの指定”がオーダーで増えていきます
DIYが広がると、人々は家具を“買う”だけでなく“作る・カスタムする”ようになります✨
そこで登場するのが、アイアン脚、棚受け、フレームパーツ。
「木の板+アイアン脚」で簡単にテーブルが作れると分かると、鉄は一気に身近になります。
ただ、DIYは万能ではありません。
溶接できない
強度計算が難しい
直角精度が出ない
塗装が剥がれやすい
こうした壁にぶつかったとき、人々は“プロのオーダー”へ流れてきます
ここでニーズは「DIYの延長」になり、
「自分の理想を形にしたいけど、鉄の加工だけプロに頼みたい」
という注文が増えていきます
DIY・インダストリアル人気の流れの中で、注文内容も変わります。
最初は棚受けや脚だけだったものが、次第に空間の一部を構成する「造作」へ広がります。
キッチンカウンターのフレーム
吊り棚・吊りラック☕
室内窓フレーム
階段手すり・アイアン格子
間仕切りパーテーション
つまり、家具単体より「空間をどう切るか」「どう見せるか」がニーズの中心になります。
アイアンオーダー家具業は“家具屋”というより、空間を線で設計する職人集団へと近づいていきます️✨
この流れを決定づけたのがSNSです。
インスタグラムなどで、アイアン家具のある空間が拡散されると、
「こんな家にしたい」「この雰囲気が好き」
という憧れが大量に生まれます✨
ここでニーズは“実物を見る”前に“イメージ”で形成されるようになります。
このカフェの棚みたいにしたい
この投稿のテーブル脚が理想
この黒の質感が欲しい
写真から始まるオーダーが増え、制作側には「再現力」と「提案力」が求められるようになります✨
この時期、ニーズは素材のディテールへ向かいます。
同じ黒でも、テカりがあるか、マットか。
黒皮鉄の表情を残すのか、塗装で均一にするのか。
サビを出すのか、出さないのか。
仕上げが“世界観”を左右するからです。
黒皮鉄風にクリア仕上げ
焼付塗装で耐久性重視
マットブラックでミニマルに
古材×鉄でヴィンテージ感
こうした指定が増え、オーダーは“趣味の領域”へ深く入っていきます✨