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月別アーカイブ: 2025年12月

荒木製作所NEWS~11~

皆さんこんにちは

株式会社荒木製作所の更新担当の中西です

 

“デザインの力”✨

 

アイアン家具は、部屋の主役にもなれば、名脇役にもなります。
一本の黒いラインが入るだけで、空間は締まり、雰囲気が変わり、暮らしのテンションが上がる。
これはアイアンが持つ“線の強さ”と“素材感”が、空間に与える影響が大きいからです。今回は、アイアンオーダー家具が生むデザインの魅力を、具体的なイメージに落として紹介します


1)アイアンは“線”で空間を整える

インテリアで大切なのは、実は「線の整理」です。
家具や建具、窓枠、照明。線がバラバラだと、部屋は落ち着きません。
アイアンは、線をシャープに揃え、空間を引き締める力があります✨

例えば、木の温かい空間にアイアンの黒を入れると、甘さが締まり“上質感”が出ます
逆にコンクリート系の無機質な空間に入れると、世界観が完成します️✨


2)人気のオーダー例①:アイアン脚テーブル️

木天板+アイアン脚の組み合わせは定番。
でもオーダーなら、脚の形や太さ、位置、高さ、天板の厚みまで自由です。

  • ダイニングを広く見せたい➡️脚を内側に

  • 子どもがぶつかりやすい➡️角を丸く

  • 掃除ロボ対応➡️脚間の高さ確保

  • ベンチと合わせる➡️脚の内寸を調整

既製品では叶いにくい“生活に寄り添った美しさ”が実現できます✨


3)人気のオーダー例②:壁面シェルフ・オープン棚

壁を活かす棚は、部屋を広く見せる効果があります。
アイアンフレーム+木棚板で、圧迫感を抑えながら収納を増やせます。

  • 見せる収納(植物・本・器)

  • キッチンのスパイス棚

  • 洗面所のタオル棚

  • 玄関の飾り棚

オープン棚は“生活感が出やすい”という欠点もありますが、オーダーなら棚板の高さや奥行きを調整し、生活感を抑えた設計が可能です✅


4)人気のオーダー例③:ハンガーラック・什器

アイアンのハンガーラックは、店舗でも住宅でも人気。
オーダーなら、丈の長いコートも掛けられる高さ、棚板の追加、キャスター付きなど自由自在です。

特に店舗什器では、耐荷重と見た目の両立が重要。
服を掛けてもたわまない強度、そして“ブランドの世界観”を表現するデザイン。
アイアンはその両方を叶えられます✨


5)人気のオーダー例④:階段手すり・アイアンパーテーション

家具だけでなく、手すりや間仕切りもアイアンが映えます。
黒い手すりが入るだけで、家全体が“設計された空間”に見える。
パーテーションは、抜け感を残しながら空間を区切れるので、ワンルームや店舗に最適です✨


6)オーダーの本当の魅力:その家・その店にしかない“正解”を作れる

オーダー家具は、空間・人・暮らしに合わせた“唯一の正解”を作れます。
既製品は万人向け。オーダーは“あなた向け”。
この違いが、満足度を大きく変えます✨

次回は最終回。職人の仕事としての魅力、地域密着・ブランド化、そしてお客様との関係性など「仕事としてのやりがい」をまとめます️

荒木製作所NEWS~10~

皆さんこんにちは

株式会社荒木製作所の更新担当の中西です

 

家具ができるまでの物語️

 

アイアンのオーダー家具は、完成品だけを見ると「かっこいい!」で終わってしまいがち。でも本当の魅力は、完成に至るまでの工程に詰まっています。
相談から設計、素材選び、加工、溶接、研磨、塗装、納品…。その一つひとつに“技術”と“気遣い”があり、だからこそ一点モノの価値が生まれます。今回は、アイアンオーダー家具制作の流れを、まるで制作の舞台裏を覗くように紹介します✨


1)ヒアリング:お客様の“理想”と“困りごと”を言語化する️

オーダー家具制作の最初の仕事は、実は鉄を切ることでも溶接することでもありません。
まずは「何のために作るのか」を徹底的に聞くことから始まります✨

  • どこに置く?(設置場所)

  • 何を置く?(使用目的)

  • 誰が使う?(家族構成・動線)‍‍‍

  • どんな雰囲気にしたい?(テイスト)

  • 掃除のしやすさは?(床との距離)

  • 既存の家具や床材との相性は?

「見た目が良い」だけでは使いにくい。逆に「便利」だけでもテンションが上がらない。
このバランスを探るのが、オーダーの醍醐味です


2)採寸・現地確認:ミリ単位で“未来の不満”を潰す

既製品との最大の違いがここ。
現地で採寸し、壁の歪み、巾木、コンセント、梁、窓枠、床の傾きまで確認します。

例えば棚をピッタリ作ると、巾木が干渉して壁に付かないことがあります。
だから背面を逃がす加工をする、脚の位置をずらす、固定方法を変える。
こういう“未来の不満”を先に潰すのがプロの仕事です✅

さらに、搬入経路も重要です
玄関幅、階段、廊下の曲がり角。
作る前に確認しないと、完成しても入らない…なんて悲劇が起きます
オーダー家具制作は、設計と現場の両方を理解しているからこそ成立します。


3)設計:線の美しさと強度の両立を考える⚙️

アイアン家具の設計は、見た目のデザインだけではなく、構造の理屈が必要です。

  • たわまないか?

  • 揺れないか?

  • 溶接箇所はどこが最適か?

  • ビスの位置は目立たないか?

  • 人が当たる部分の角は危なくないか?

鉄は強いですが、細くしすぎればしなります。
逆に太くしすぎれば重く、圧迫感が出ます。
「線を細く見せたいけど強度は欲しい」
この葛藤を解くのが、設計の腕の見せどころです


4)加工:切る・穴を開ける・曲げる——精度が命

材料が決まれば加工工程へ。
鉄を切断し、穴を開け、曲げる。
この段階で精度が出ていないと、組んだ時に歪みます。

特に曲げ加工は難しい。
同じ角度でも曲げる位置がズレれば全体が狂います。
ここに職人の経験が出ます✨


5)溶接:鉄を“つなぐ”のではなく“形にする”️

溶接はアイアン家具制作の中心。
ただくっつけばOKではありません。

  • 熱で歪む

  • 溶接痕が目立つ

  • ビードが荒いと安っぽく見える

  • 強度が不足すると危険

だから、溶接は“技術”と“美意識”の両方が必要です✨
目立つ場所は美しく、見えない場所は強度重視。
場所によって溶接方法や仕上げ方を変えるのもプロの仕事です。


6)研磨・仕上げ:触り心地で価値が決まる✨️

アイアン家具の格を決めるのは、実は研磨です。
角を落とす、手触りを滑らかにする、溶接痕を整える。
この工程が丁寧だと、同じ形でも“高級感”が出ます

お客様は見た目だけでなく、毎日触れます。
だから触り心地は、暮らしの満足度に直結します️


7)塗装・防錆:美しさと耐久性を守る️

鉄は錆びます。
だからこそ、防錆処理と塗装が重要。
粉体塗装、焼付塗装、ウレタン塗装、オイル仕上げ、蜜蝋…。用途や環境(屋内・屋外)に合わせて選びます。

艶あり黒でクールに
艶消しで落ち着いた雰囲気に
クリアで鉄の表情を出す✨
塗装は“色を付ける”だけではなく、“空間に馴染ませる”工程です


8)納品・設置:最後に“空間の一部”になる

現地で設置し、水平を見て微調整し、固定する。
この瞬間、家具は“作品”から“生活道具”になります。
そしてお客様の「うわ、想像以上!」という表情を見るのが、作り手にとって最高の瞬間です✨

荒木製作所NEWS~9~

皆さんこんにちは

株式会社荒木製作所の更新担当の中西です

 

一生モノを“鉄”でつくる

 

「部屋の雰囲気を変えたい」「既製品だとしっくりこない」「長く使える本物が欲しい」——そんな想いが高まるほど、注目されるのがアイアンのオーダー家具です。鉄という素材は、無機質で冷たい印象を持たれがち。でも、手をかけて形にすると、驚くほど“温かく”、そして“暮らしに馴染む”表情を見せます。今回は、アイアンオーダー家具制作業の魅力を、ものづくりの視点とお客様の暮らしの視点、両方から深く掘り下げていきます😊✨


1)アイアン家具の魅力は「強さ」だけじゃない💪🖤

アイアン=頑丈。これは間違いありません。
でも本当の魅力は、単に壊れにくいということだけではなく、「強さがデザインになる」ことです。

例えば、木製家具では太くしないと強度が出ない部分も、アイアンなら細くても強い。だから、脚をシャープにして軽やかに見せたり、天板を浮かせたように見せたり、線の美しさを活かしたデザインができます✨
“強度”が“美しさ”に直結する素材って、実は珍しいんです。🧲

さらに、アイアンは経年変化も魅力。塗装の擦れ、手の脂で艶が出る部分、少しずつ深まる黒。革靴やデニムのように、使い込むほど味が出るんです👞🖤
「新品の完成」じゃなく「使いながら育てる完成」。これがアイアン家具のロマンです😊


2)オーダー家具は“暮らしの課題”を解決する🔧🏠

オーダー家具が求められる理由は、デザインだけではありません。むしろ多くの人は、暮らしの中の“困りごと”をきっかけに相談されます。

  • 置きたい場所が微妙なサイズで既製品が合わない📏

  • 収納が足りないけど圧迫感は出したくない🧺

  • キッチンの作業台を広げたい🍳

  • 洗面所のスペースを有効活用したい🧴

  • 店舗の導線に合う什器が欲しい🏬

  • インダストリアルな世界観に統一したい🖤

こういう「生活の不便」や「空間の悩み」を、寸法・構造・素材・デザインの力で解決するのがオーダー家具制作業。
つまり、単なる製造業ではなく、暮らしを編集する“空間設計の仕事”でもあるんです✨

オーダーは、ミリ単位の調整も可能。巾木を避ける、コンセント位置を活かす、掃除機が通る高さを確保する、棚板の厚みや枚数を変える…。
こうした細かい配慮が、使い心地の差を生みます😊🔍


3)一つひとつが“作品”になる仕事🎨🛠️

アイアンオーダー家具制作の現場は、量産とは真逆です。
型が決まっているわけではなく、毎回条件が違う。だからこそ、製作する側の技術とセンスが問われます。

  • 図面の理解と提案力📐

  • 強度計算と構造の知識🧠

  • 溶接技術🔥

  • 研磨・仕上げの美意識✨

  • 塗装や防錆処理のノウハウ🎨

  • 木材やガラスなど異素材との相性🤝

アイアンは“溶接すれば終わり”ではありません。
特に魅力が出るのは仕上げ。角を落として触り心地を良くする、溶接痕を整える、塗装の艶を抑える、ビス位置を隠す…。細部の積み重ねで、同じ形でも“格”が変わります🖤✨

そして、完成した家具が空間に収まった瞬間、ただの鉄が「暮らしの中心」になります。
「このテーブルが来てから、家族がここに集まるようになった」
「この棚のおかげで、片付けが習慣になった」
そんな言葉をもらえるのが、この仕事の最大の報酬です😊🌈


4)“店づくり”に関わる面白さも大きい🏬⚙️

アイアン家具は住宅だけでなく、店舗什器としても人気です。
カフェのカウンター、アパレルのハンガーラック、美容室のミラー枠、パン屋の陳列棚…。アイアンは空間のコンセプトを一気に決める力があります☕️👕✂️

店舗は“世界観”が売上に直結します。
お客様が入った瞬間に感じる「好き」が、購買意欲を引き上げる。
アイアン制作業は、その“第一印象”を形にする仕事でもあります✨


5)アイアンオーダー家具制作業の魅力まとめ🖤

✅ 鉄の強さを美しさに変える素材の魅力
✅ 暮らしの課題をミリ単位で解決できる
✅ 一点モノ=毎回が作品
✅ 住宅も店舗も、空間の価値を上げられる
✅ 使い込むほど味が出て、一生モノになる