皆さんこんにちは
株式会社荒木製作所の更新担当の中西です
~実用一点張りから「魅せる鉄」へ~
アイアンオーダーメイド家具業のニーズの変遷を語るとき、最初に見えてくるのは「鉄=頑丈で実用的」という価値観です✨。そもそも鉄は、日用品よりも先に“道具”や“設備”として社会に根付いてきました。工場の棚、作業台、什器、階段、手すり、門扉、柵……。ここには「とにかく壊れない」「重いものに耐える」「長く使える」という実用性のニーズがありました
しかし今、アイアン家具は「インテリアの主役」になっています️✨。その変化は突然ではなく、暮らしの価値観や住環境、働き方、SNS、素材感の流行、そして“個の時代”の到来とともに、ゆっくり積み重なってきたものです。ニーズの起点から「魅せる鉄」へ移行する序章を丁寧に追いかけます
目次
アイアン家具の原点のニーズは明確です。「とにかく強い」✨。木や樹脂では歪む、たわむ、割れる、燃える…そんな場面で鉄は頼れる存在でした。
特に“業務用”の世界では、毎日使う・汚れる・ぶつける・重量物を置くという過酷な条件が当たり前。ここではデザインよりも耐久性が優先されます
厨房で使うラック
工場の工具台
倉庫の棚
店舗の什器️
こうした領域で、鉄製の家具・什器は「壊れない道具」として確固たるニーズを持ちました。
この時代のオーダーメイド要望は、サイズや耐荷重、用途の最適化が中心。「見た目」より「機能」です✅
暮らしの中に鉄が入り込む大きなきっかけは、住宅の洋風化やインテリアの多様化です。
床座中心の生活から椅子・テーブル中心へ、和室中心からLDKへ、造作家具やキッチンの意匠へのこだわりへ…。住まいが“選ぶもの”になった時、素材の選択肢として鉄が浮上します✨
特に木だけでは出せない「線の細さ」「シャープさ」「無機質の美しさ」が、空間に緊張感と洗練をもたらします
たとえば、アイアン脚のテーブルは、天板の木目を引き立てる名脇役。アイアンの棚受けは、壁をギャラリーのように見せる。鉄のフレームは空間を“締める”働きをします✨
ここでニーズは少し変化します。
「強いから鉄」➡️「空間をかっこよくしたいから鉄」へ
カフェやセレクトショップ、美容室など、店舗の世界では「雰囲気=価値」になっていきます。
木×鉄、黒皮鉄、古材、モルタル、レンガ…。こうした素材の組み合わせが“世界観”を作り、写真映えやブランドの個性に直結します✨
その結果、什器のニーズは「置ければいい」から「世界観を表現したい」に変わります。
レジカウンターの脚をアイアンで造作
ハンガーラックを黒皮鉄で制作
飾り棚をフレームで構成️
看板フレームやディスプレイ台も鉄で統一
この時期、アイアンオーダー家具業は“機能屋”から“空間演出のパートナー”へと役割を広げていきました✨
オーダー家具のニーズが生まれる理由はシンプルです。既製品では合わないから。
でも、それは単に「サイズが違う」という話だけではありません。
この壁の幅ぴったりに棚を入れたい
置きたい物の高さに合わせたい
配線やコンセント位置を避けたい
掃除ロボが通れる高さにしたい
子どもが触っても安全な角丸にしたい
店の動線に合う形にしたい
暮らしが多様化するほど、“ぴったり”の価値が上がります✨
この「合わせる技術」において、鉄は加工自由度が高く、溶接・曲げ・穴あけ・塗装などで形を自在に作れます️
ここでニーズは「強い」だけではなく、「自由に設計できる」ことへと広がっていきます✨
ニーズの変遷の第一段階をまとめると、アイアン家具は
✅耐久性の道具
✅空間演出の素材
という二つの顔を持つようになった時期です。
この土台があるからこそ、次の時代に「SNS」「DIY」「ミニマル」「サステナブル」「一点もの」へと爆発的にニーズが拡張していきます✨