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皆さんこんにちは
株式会社荒木製作所の更新担当の中西です
さて今回は
~魔法の工程~
鉄の棒や板が、リビングを彩る家具になるまで。
その過程は、まるで工芸のような緻密さと情熱に満ちています
今回は、アイアンオーダーメイド家具の制作現場をのぞいてみましょう。
オーダー家具の製作は、“材料選び”から始まります。
同じ「鉄」といっても、厚み・硬度・加工性が異なり、
家具の用途によって最適な種類を選ぶ必要があります。
・テーブル脚:丸鋼や角パイプを使用し、安定性と美観を両立
・棚フレーム:軽量フラットバーでスタイリッシュに
・什器やラック:厚みのあるスチールで耐荷重を確保
お客様が求めるデザインと強度のバランスを取りながら、
図面を起こし、ミリ単位で設計していきます
鉄を「家具」にする最大の工程――それが溶接です。
火花が散り、金属同士が一体となる瞬間。
そこには、長年の経験と感覚が必要です。
温度が高すぎると焼け過ぎ、低すぎると接合が弱くなる。
“鉄の声を聴く”ように、職人は溶接を行います。
研磨もまた、重要な工程です。
一点一点手作業で削り、滑らかに磨き上げることで、
触れたときの手触りや光の反射まで計算されています✨
塗装は、家具の印象を大きく左右する要素。
マットブラックで無骨に仕上げるか、
アンティーク調のブロンズ塗装で温かみを出すか。
使う空間や照明の色温度まで考慮して選定します。
最近では“クリア塗装”も人気です。
鉄の焼け跡や溶接痕をあえて残すことで、
「素材の表情」をそのまま楽しむデザインが増えています
完成後は、実際の使用環境を想定して最終チェック。
ぐらつきや歪みがないか、細部まで調整します。
「1mmの誤差も許さない」――それがオーダー家具の信頼です。
家具をお届けした後、お客様が笑顔で「思っていた以上です」と言ってくださる瞬間。
それが、職人にとって何よりのご褒美なのです
鉄を曲げ、溶かし、磨き、仕上げる――
すべての工程に“人の手”が関わるのが、オーダーメイド家具の魅力です。
無機質な素材に「命」を吹き込むのは、人の技と情熱。
それが、職人がアイアン家具を作り続ける理由です⚒️✨